
普通は1月から始めるSFC修行を7月に始めようと決めた管理人。
その第1弾である 神戸(ホーム空港)-沖縄(OKA)-シンガポール(SIN) 略して『OKA-SINタッチ』を9月月末から10月にかけて実行してきました。その記録をまとめたいと思います。
SFC修行
まずはSFC修行の目的
まずは、目的を説明しときますね。簡単にいうと、『貯めたANAマイルを特典航空券に簡単に交換できるようにする』ためです。
SFC修行を終えるとスーパーフライヤーズカード(SFC)をもらうことができます。SFCをもっていると、ANAプラチナメンバー相当の優先チェックイン、専用保安検査、優先搭乗、ラウンジ利用、プレエコグレードアップといったメリットがあります。でも、一番大きなメリットは他にあると思います。
一番大きなことは、特典航空券を獲得しやすくなること。SFCがあると、特典航空券枠が増えるので、ハワイ路線などの人気路線の特典航空券を確保しやすくなる。これが最大のメリットではないでしょうか。
355日前から特典航空券への交換ができますが、現状は2人でもなかなか確保しずらい状況ですね。とくにビジネスクラス席になると争奪戦です。SFCならだいぶ確保しやすくなるのです。
SFC修行を終えるにはの50,000プレミアムポイント
SFC修行のゴールは、50,000プレミアムポイントの獲得です。詳細は、公式ページやブログの数々があるのでそちらをご参照ください。
管理人は、今年ハワイと沖縄に家族旅行でいきました。それで貯まったプレミアムポイントは11,798ポイント。50,000ポイントはなかなかハードル高いです。
OKA-SINタッチで16,888ポイント
結果からいうと、今回の第1弾OKA-SINタッチで、16,888プレミアムポイントを獲得しました。
From | To | クラス | PP | コスト |
神戸 | 那覇 | エコノミー | 1,108 | ¥7,700 |
那覇 | 羽田 | エコノミー | 1,968 | ¥126,140 |
羽田 | チャンギ | プレエコ | 5,368 | |
チャンギ | 羽田 | プレエコ | 5,368 | |
羽田 | 那覇 | エコノミー | 1,968 | |
那覇 | 神戸 | エコノミー | 1,108 | ¥7,700 |
合計 | 16,888 | ¥141,540 | ||
PP単価 | 8.38 |
この旅で払った費用は、14万1540円。1プレミアムポイントを獲得するのに支払った金額は(PP単価は)8.38円/P。
これでも結構なローコストなのです。PPポイントの目安は10。なので、50,000ポイントのゴールまでには通常50万円程度かかります。
OKA-SINタッチ日程
日程 | 空港 | フライトNo | 機材 | |
1日目 | 13:45 | 神戸 | NH3725 (ソラシドエア) |
B737-800 |
15:45 | 那覇 | |||
19:15 | 那覇 | NH476 | B777-200 | |
21:40 | 羽田 | |||
2日目 | 0:20 | 羽田 | NH843 | B787-900 |
6:30 | チャンギ | |||
シンガポール観光 | ||||
マリーナマンダリン泊 | ||||
3日目 | シンガポール観光 | |||
22:15 | チャンギ | NH844 | B787-900 | |
4日目 | 6:30 | 羽田 | ||
9:10 | 羽田 | NH995 | B777-200 | |
11:55 | 那覇 | |||
14:35 | 那覇 | NH3726 (ソラシドエア) |
B737-800 | |
16:30 | 神戸 |
神戸-那覇間は、ANAと資本提携関係(出資比率:17%)にあるソラシドエア(旧:スカイネットアジア(SNA))に初搭乗です。九州を中心に運行しているLCCですけど、機内設備は必要最低限ですがそれなりによかったです。ANAのサイトからの予約なので、マイルやポイントはANA運航便と同条件です。
2日目の朝から、3日目の夜まではばっちりシンガポール観光してきました。そのあたりの観光記事は別途書いていきます。
OKA-SINタッチ恥ずかしかったこと
まえおき
OKA-SINタッチは、普通の旅行者からすれば考えられないルートです。管理人が住む関西からシンガポールへの旅行なら普通は関西空港(KIX)からチャンギ空港(SIN)に直行するか経由するとしても台湾とか香港を選びます。ANAなら伊丹(ITM)-羽田(HND)-チャンギ(SIN)なのです。
誰が見ても、神戸(UKB)-那覇(OKA)-羽田(HND)-チャンギ(SIN)というルートは異常なのです。この異常な行動がSFC修行僧にありがちな恥ずかしい体験の原因になります。
この異常な行動を知っているのは、本人とANA関係者です。そして、面と向かうANA関係者はグランドスタッフさんとCAさんです。グランドスタッフさんやCAさんが搭乗客の前後の旅程をどこまで把握しているのかは不明ですが、CAさんにとって搭乗客の前後旅程は必要ない情報だし、こちらとしてもそれほど気になりません。
でも、グランドスタッフさんは乗り継ぎ業務を行います。まさしく核心をついた情報を扱われるのでこちらとしてもかなり気になります。
幸い最近は搭乗手続きの簡素化がすすんで、羽田に至っては自動手荷物預け機(バゲッジドロップ)まで出現しています。神戸、那覇にはバゲッジドロップがまだないですが、今回は手荷物を預けないためANAスキップ搭乗ができるのでグランドスタッフさんとの接点もなく安心しきっていたのです。
前兆
行きの那覇空港でのこと。那覇到着は定刻15:45にかなり近い15:46でした。国内線予約の神戸-那覇レグが遅延して、別予約扱いの那覇-羽田-シンガポールに搭乗できなくなると悲惨なことになるため、余裕をみて次の那覇-羽田レグの予約を20:05のNH1098を取っていたんです。
ラウンジ華で休憩、空港食堂で晩御飯を終えるとまだ18時。なので、チェックインカウンターにいってOKA-SIN予約の国内区間OKA-HNDを一便早められるか確認したんです。そもそも、変更可能なチケットかもわからないまま。
そして、その対応をしてくれたのがグランドスタッフの島袋さん(仮名、以下Sさん)でした。後日確認したところ変更のできない航空券でしたが、状況によってしてもらえるようで快く変更していただけました。
予感
無事にシンガポールに到着し、MRTを乗り継ぎ中心地へ。シンガポールのチャインナタウンの物価があまりに安かったので、思ったよりお土産を買いこんでしまった管理人。結構しっかりした3S$の激安バッグまでかって帰りは手荷物預け入れが発生。
那覇までは、なんの問題もなく順調そのものでした。
OKA-SINタッチ最終レグ那覇-神戸便に搭乗するため那覇空港で手荷物カウンターにならんだとき、安心しきっていた管理人に激震が走りました。
5つあるカウンターのうち、1つにSさんがいたのです。まあ、まだ20%の確率。Sさんには当たらないだろう・・・。
緊急事態発生
そういうときに限ってくじ運っていいもんです。見ごとにSさんのカウンターに案内される管理人。でも、1日に何百人の手続きをしているはずだし、もう3日前のこと。管理人のことなんで覚えいるはずがない・・・。
管理人:『神戸まで手荷物を一つお願いします』
Sさん:『いつもご搭乗いただきありがとうございます。少々お待ちください。』
管理人の心:『いつも?』もしかして気づかれた?いや、みんなにいってる言葉のはず・・・。
Sさん:『神戸までですね。今日は神戸でのお乗り継ぎはございませんか?』
管理人の心:「今日は」ってなんや。そもそも、神戸空港って乗り継ぎするような空港ちゃうで。。。あかん、これは気づかれたんか?なんで気づかれたんや。沖縄から羽田経由シンガポールなんてSFC修行僧以外おらんのか?普通は台北乗り継ぎか?それか覚えてたんか。・・・げっ、今日着てるTシャツ、シンガポールで買ったTシャツや。しかも、スタバのマークをパクった「SINGAPORE LION CITY」って書いてるヤツや。完全にバレた。やってもた。こうなったら、認めとこ。
管理人:『はい、今日はありません・・・。』
Sさんは、満面の笑顔・・・いやニヤニヤ顔で手荷物預かり証を渡してくれました。
まとめ
みなさんもくれぐれもご注意ください。

新しい発見
OKA-SINタッチでの新しい発見についてです。
ソラシドエアの機内ドリンクサービスが絶品だ
ソラシドエアの機内ドリンクサービスのアゴユズスープが絶品でした。
ANA便ではビーフコンソメスープをお願いすることが多いので、今回の初ソラシドエア便でもスープをと思い、トビウオのアゴダシにゆずを加えたアゴユズスープをお願いしました。
これがとてもおいしい!
個人的な感想ですけど、ANAビーフコンソメの上を行きます。思わず速攻で機内販売を注文しようと思いました。でも、那覇、羽田経由でシンガポールいって帰ってこないと・・・。荷物は増やしたらだめだと思いなおし、帰りの那覇-神戸のソラシドエアで購入。
最高です。
プライオリティーパスの威力はすごい
ANA VISA プラチナプレミアムカードを持っているともらえる『プライオリティーパス』。これが結構役立ちました。持っていると海外で1,000か所以上のラウンジやレストランが無料でつかえます。
チャンギ空港だけでも9か所のラウンジと1か所のレストランが無料になります。
7時間のフライトを終え、到着したチャンギ空港第2ターミナルのアンバサダートランジットラウンジで軽く食事を食べ、シャワーを浴びて、PCで情報を集めて、ドリンクを飲みながら休憩させてもらいました。
そのほかにも、日本食・韓国食レストランTGMでビーフ生姜焼きセット(なんで豚でなく牛?)をいただきました。帰りにも、ラウンジ ザ・ヘイブンでシャワー、さらにいろんなラウンジに顔を出して中で休憩させてもらいました。
チャンギ空港っていろいろな施設があって半日ぐらいいても飽きません。楽しい空港です。
深夜便は特別機内食(フルーツプラッターミール)がよかった
深夜便に乗ったときって、機内食食べられます?
管理人は、深夜に『ビーフオアチキン』といわれても、どっちも食べたくないです。そんな濃いの食べられません。なので、今回は特別機内食のフルーツプラッターミールにネットで変更しておきました。
他の搭乗客と違う食事をだすのって手間だろうな・・・CAさんに悪いな~と思ってしまいますが、特別機内食をいただきました。フルーツ最高でした。
内容だいぶかぶってますね。前菜のりんご、サラダのリンゴ、メインの林檎。でも、どれもどてもおいしかったです。帰りは、チャンギで調達するため味は・・・で、その違いにびっくりはしましたが、それを減点したとしてもよかったです。
ANAラウンジは混みすぎだ
ANAラウンジは混みすぎだ。ラウンジってゆっくりと落ち着けるところではないんでしょうか?これなら、ゲート前の椅子のほうが空いている・・・。
もちろん、お酒やドリンクはタダだけれど・・・。
羽田の国際線ラウンジはシャワーを使うのに2時間待ちだそう。飛行機飛んじゃうよ。
フライトログはもらうと記念になりうれしい・・・が気を遣う
フライトログってご存知ですか?管理人は、以前から知っていたものの実際にもらったことはありませんでした。
でも、今回OKA-SINタッチ記念としてもらうことにしたんです。マナーとしては、搭乗後すぐもしくは離陸後早めにCAさんに依頼するということ。飛行時間が短い、業務が多忙などの理由でお断りされる場合もあるようなので、その時はあきらめる。のようです。
もらうと記念になりますしうれしいですが、忙しい業務の中で書いてもらうのは若干気を遣いますね。
ご興味があれば、お願いしてもいいかもです。
まとめ
1泊4日の神戸空港発のOKA-SINタッチ行ってきました。16,888プレミアムポイント(PP)を獲得。PP単価は8.38でした。これで、合計28,686PPとなります。
SFC修行僧にありがちな恥ずかしい経験もしつつ、初のシンガポールも満喫してきました。1泊4日ということもあって、睡眠時間が3夜で10時間程度とかなりのハードスケジュールでしたが、なかなか楽しいものでした。
さすがに帰りは直行で家に帰りたかったですが、羽田-那覇-神戸も最後のレグのソラシドエアのアゴユズスープが癒してくれました。
50,000PPまで、あと21,314PPです。11月に目的地をシンガポールからシドニーに変え、経由地を那覇から新千歳に変え、OKA-SINタッチならぬSFC修行第2弾CTS-SYDタッチを計画しています。
CTS-SYDタッチでは、21,558PP獲得予定でゲットできれば合計50,244PPとなり、修行を完了・解脱の見込みです。那覇を新千歳、シンガポールをシドニーに変えたのは新しい発見をしたいからです。新千歳は18年ぶり、オーストラリアは13年ぶり、シドニーは20年ぶりの訪問です。
また、ご報告します。
特別機内食そのものは知っていましたがフルーツプラッターミールのことは知りませんでした。年末に深夜便でシンガポールへ行きますが朝食メニューによってはフルーツを選択しようと思います。貴重な情報ありがとうございます。千歳・シドニー修行頑張って下さい!7月に札幌へ行った時はラウンジが工事中だったのでクラシックが無料で飲めませんでした。ラウンジのルポもお願いします。
コメントありがとうございます。
フルーツプラッターミールの件、羽田発は最高なんですけどチャンギ発は期待しないでくださいね・・・。
新千歳の『クラシック』とはサッポロクラシックビールのことですよね。管理人はお酒が飲めないので詳しくはわかりませんが、ビールの種類などを含めて可能な限り新千歳新ANAラウンジ情報を集めてきたいと思います。
管理人