
ANAマイルをためる方法はいろいろとあります。飛行機に乗る。クレジットカード利用で付与されるポイントをANAマイルに交換する。ポイントサイトでためたポイントをANAマイルに交換する。
ここでは、クレジットカード利用やポイントサイトでためたポイントをANAマイルに交換するときに活用すると還元率がアップする『ライン-ソラチカルート』についてまとめます。
ライン-ソラチカルート
ソラチカってどういう意味
「ソラチカ」ってどういう意味だー?始めて聞いた管理人は思ってしまいました。
まずは、その言葉の意味から。「ソ、ラチカ」と切るのではなく、「ソラチ、カ」でもなく、「ソラ、チカ」が正解です。もっとわかりやすく言えば、「空、地下」です。
ソラチカルートとは、クレジットカードのソラチカカードを保有することで利用できるポイント交換のルートの名前です。
このクレジットカードについて説明しましょう。このクレジットカードの発行に関わるのは
- 提携会社 : ANA・東京メトロ
- 発行会社 : JCB
- 国際ブランド : JCB
です。提携会社が「ANA・東京メトロ」、つまり「空、地下」なので「ソラチカ」カードと名付けられたのです。
正式には、『ANA To Me CARD PASMO JCB』、通称「ソラチカカード」です。
ANAと東京メトロがタッグを組んでいるこのカード限定で、東京メトロのメトロポイントからANAのマイルへ好条件でポイント交換できるようになっています。
ライン-ソラチカルートの優位性
ソラチカルートの利用はどれぐらい有利なんでしょう。メトロポイントと同じようなポイント中継サイトとして「Tポイント」があります。
G-PointからT-POINT、メトロポイントをそれぞれ経由した交換率を比較してみましょう。
T-POINT経由では0.5倍。メトロポイント経由では0.81倍です。
せっかくいろんな貯めた血と涙の結晶であるポイントなので、なるべく有利にANAマイルに交換したいですよね。
例えば、G-Pointに1,000ポイントあったとして「T-POINT」経由だと500マイルになります。一方、ライン-ソラチカルート経由だと810ポイントです。
その差310ポイント。率にして62%。これは大きい差です。ライン-ソラチカルートのメリットは結構ありますよね。
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
ライン-ソラチカルートを利用するために必要なクレジットカード
ソラチカルートを利用するために必要なものはソラチカカード(正式名:ANA To Me CARD PASMO JCB)です。このカードを保有することで、ソラチカルートが利用できるようになります。
東京に住んでないから東京メトロにのらないので利用価値はあるの?と疑問を持たれるでしょう。
管理人も地方都市に住んでいるので、東京メトロに乗りません。でも、必要なのです。ただ、保有するのみ。
保有していれば、メトロポイントからANAマイルに好条件で交換できます。
ちなみにこのカード、年会費2,000円(税別)がかかります。しかし、それ以上のメリットがあるのです。
メトロポイントの管理
Gポイントなどの各ポイントサイトからラインポイント、メトロポイントへ交換し、メトロポイントからANAマイルへ交換する。これがライン-ソラチカルートです。
ラインーソラチカルートの利用は、ポイントの管理とも言えます。ここでは、メトロポイントの管理についてまとめます。
メトロポイントの残高確認や、ANAマイルなどへのポイント交換は、「ToMeCARD会員専用サイト」から行うことができます。
ソラチカカードが手元に届くと、カード表面に「お客様番号」10桁の記載があります。この番号は、ANAマイレージクラブのお客様番号と東京メトロToMeCARD会員共通の番号です。
ソラチカカードの正式名は「ANA To Me CARD PASMO JCB」ですので、ANAマイレージクラブの会員であるとともに、東京メトロのToMeCARD会員でもあります。その会員サイトでメトロポイントを管理するというシステムです。
お客様番号と確認番号(パスワード)の入力で、ログインすることができます。確認番号の初期設定は生年月日の下4桁。1月1日生まれなら「0101」が設定せれていますが、ログイン後セキュリティーのため変更しましょう。
話はもどって、ソラチカカードはPASMO一体型カードでもありますので、ToMeCARD会員専用サイト内で、カード裏面下部の17桁PASMO番号を「メトロポイントPlus」に登録することで、PASMOで東京メトロ乗車や「メトロポイントPlus加盟店」でのお買い物でメトロポイントが貯まるようになります。
定期券も搭載できるので、東京在住であればソラチカルートの利用のみならず、メリットがありますね。
間違わないで
ToMeCARDでも、いろいろなToMeCARDがあります。
もちろん、どんなToMeCARDでも、メトロポイントが紐付けされ、ANAマイルに交換することができます。でも、間違えずに『ANA To Me CARD PASMO JCB』カードに入会してください。
そうでないと、メトロポイントからANAマイルの交換レートが異なり、ANAマイルが全然たまりません。
ソラチカカードの入会
入会される際は、ソラチカカードの入会キャンペーンが行われている期間に入会して下さい。多い時には30,000マイル近く獲得できます。
また、ハピタスやちょびリッチといったポイントサイト経由で入会すると、別途サイトのポイントが数千円相当付与されるので、ぜひ、ハピタスやちょびリッチといったポイントサイト経由での入会をおすすめします。
時期によってはポイントサイトでの入会案件がないときもあるので、ない場合は公式サイトからの入会になります。
ポイントを獲得できるポイントサイトをまとめた記事があるのでご紹介しておきます。
具体的なソラチカルートの使い方
まずは、ANAマイルを貯めるためには最強のカードである「ANA VISA カード」のポイントについてです。
ANA VISA カードのボーナス・プレミアムポイントの場合
ANA VISAカードに付与されるポイントのうち、「ボーナスポイント・プレミアムポイント」をライン-ソラチカルートでANAマイルに交換する仕組みを下図を見ながら説明します。
ボーナスポイント・プレミアムポイントが1,000ポイントあったとします。まずはGポイント(後述)に交換します。ここでの交換レートは5倍。1,000ポイント=5,000Gポイントになります。
Gポイントからライン-ソラチカルートに乗せるわけです。Gポイントからラインポイントは1倍、ラインポイントからメトロポイントは0.9倍です。
最後にメトロポイントからANAマイルへは0.9倍。5,000ポイント×0.9倍×0.9倍= 4,050マイルとなります。
三井住友カードのインターネットサービスサイト「Vpass」で、ボーナスポイント・プレミアムポイントを直接ANAマイルに交換した場合の1,000ポイント=3,000マイルより高レート交換になります。
ハピタスポイントの場合
ポイントサイトのハピタスで付与されるハピタスポイントをANAマイルに交換する仕組みを下図を見ながら説明します。
まあ経由するポイントサイトの多いこと。初めてみたかたは疲れてくるかもしれませんが、コツコツとポイント管理することが重要です。
あ~だこ~だとポイントを交換していくと最終的に0.81倍。つまり、1,000ハピタスポイントが810マイルとなります。
キーになる中継サイト 「G-Point」「PeX」
現在、ポイント中継サイト、ポイントサイトと呼ばれるサイトは50以上あります。そのなかから、ANAマイルを貯めるためのソライン-ソラチカルートを使うのにキーになるポイント中継サイトをご紹介します。
- G-Point
- PeX
この2つのサイトは登録マストです。
G-Point、PeXからはライン-ソラチカルートでANAマイルへ交換することができます。この2つは比較的有名なサイトで、ほかのポイントサイトのポイントから交換できる場合が多いです。
この2つのサイトをふくめた中継サイトについてまとめた記事がありますので、ご参考にどうぞ。会員登録などについてもまとめています。
まとめ
いろんなポイントをANAマイルに交換するときに重要な『ライン-ソラチカルート』についてまとめてきました。
少しでも多くのANAマイルにするために必要なライン-ソラチカルート。ポイントの交換や管理という手間が増えることになりますが、1カ月に10分程度の管理でANAマイルが増えると思えばさほど気にもならないと思います。
有効に活用してANAマイルとどんどん貯めていきましょう。
ANAマイルについてはこちらの記事をご参考にどうぞ。