ANAのホノルル路線にフライング・ホヌ(A380)

いよいよ2019年5月24日、ANAの成田ーホノルル路線にエアバスA380型機が導入されました。

総2階建て構造の飛行機は世界で1つ、このA380のみ。ファーストクラスがホノルル線に初めて登場した4クラス520席の巨大飛行機です。

エアバス A380-800

成田-関空 慣熟飛行中のANA A380 1号機(ANAブルー)

どんな飛行機

一言でいえば『世界最大の旅客機』といえるA380。座席をすべてエコノミーにすれば、850名以上を収容できる総2階建ての飛行機です。

ただし、すでに製造中止が決まっちゃっている人気のない機材でもあるんです。世界の流れは大きな飛行機で一気に大量の旅客を輸送する時代から、小型〜中型機で旅客需要にきめ細かく対応する時代へ。

なので、大型機は最近人気ないんですよね。でも、なぜか大人の事情でANAに3機だけやってくることになったんです。エンジンが4つついてる最近では珍しい大型機です。

総2階建てなのでボーディングブリッジも2階建てが必要だし、誘導路の拡張も必要になる空港があるぐらいデッカイ飛行機。その分、飛行は安定しているでしょうけど、乗客が多い分入国審査に殺到したり、搭乗・降機に時間がかかったりといったデメリットがあるのも事実です。

ANAのA380

ANA公式サイトより A380 2号機(エメラルドグリーン)

ANAには3機就役予定ですが、それぞれ色とデザインが微妙に違います。ハワイの海、空、夕焼けを表したこのフライングホヌ3機。ポイントは『おめめ』です。

ハワイにANAでいくときはぜひA380に乗って、何色かな?どんな目をしてるかな?って楽しみししてくださいね。外観だけでなくって内部もいろいろと新しい仕様になってます。

1階はエコノミー、2階はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスというクラス分け。エコノミーには新しいカウチシートも登場してます。

ANA公式サイトより
ANA公式サイトより A380 3号機 (サンセットオレンジ)

ホヌ(HONU)

機材のペイントが一般公募され2,000を超える応募から採用されたのは、ハワイ語で『ホヌ(HONU)』と呼ばれるアオウミガメのデザイン。

成田空港16R への着陸

片面に3匹のホヌが描かれています。これだけややこしい塗装はエアバス史上最高だったらしいですよ。

新しいところ

まずはカウチシート。海外の航空会社では導入されているシートですが、日本ではANAが初採用です。

ANA公式サイトより

レッグレストをあげると、座面と面一になって寝転ぶことができるので、カップルで使うもよし、家族で使うもよし。

3席、もしくは4席をまとめて確保するスタイルです。追加費用は必要ですけど1人でも2人でも使うことができます。まあ、1人ならビジネスのほうがいいと思いますが、カップルならラブラブ〜。家族ならリラックスできますね。 

ANA公式サイトより

ホノルル路線はビジネス客がほとんどいない路線。家族で登場する比率が非常に高い路線です。ホヌのペイントもそうですけど、機内にも子供(赤ちゃん)向けの設備も充実。

授乳やおむつ変えのための『多目的ルーム』が設置されています。飛行機で多目的ルームってかなり珍しい気がします。

カウチシート、多目的ルームと家族連れにやさしい飛行機に仕上がっているように思います。

billsコラボ機内食

飛行機の機内食といえば、『beef or chicken?』だと思いますが、A380のエコノミーでは、選択肢がなくなって1種類の食事になります。(もちろんベビーミール、チャイルドミールとかはあります)

で・・・も・・・、その1種類というのがbillsコラボの機内食。『bills』とはシドニー発のオールデイダイニング。 オーナーシェフのビル・グレンジャー氏が考案・監修した機内食です。

楽しみですね。

まとめ

2019年5月にANAの成田ホノルル路線に世界最大の飛行機エアバスA380が就役しました。7月には2機目、2020年には3機目が就役する予定。

いろいろと新しいコンセプトで作りこまれた飛行機ですね。成田空港のボーディングブリッジを渡ったところからハワイが始まるのかもしれないですね。

ハワイに行く予定のかたは、ANAのA380を選んではいかがですか?全便A380ではないので、使用機材を確認して予約をしましょう。


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