管理人は、株式投資歴27年6カ月。生涯投資家を目指しています。今の目標は、投資成績1,000倍。
自らの投資を見直すためにも、これからの投資生活のためにも株式投資についてまとめていきたいと思います。今回のテーマは、『大きく値上がりする銘柄発掘法』です。
管理人の投資成績
管理人の2018年7月現在の投資成績は344倍です。
大きく値上がりする銘柄発掘法
『大きく値上がりする銘柄発掘法』ということでまとめていきたいと思います。まずは、過去に大きく値上がりした銘柄ってなんでしょう。ソフトバンク?マイクロソフト?アップル?・・・。
どれぐらい値上がりしたと思います?・・・桁数だけでいうと万倍レベルです。1万円が1億円になったということですね。株式投資の世界はそれぐらいの夢があるんです。
大きく値上がりした(過去形)銘柄を見つけるのは簡単ですが、私たちがしなければならないことはこれから大きく値上がりするだろう(推測)銘柄を見つけることですよね。それは非常に難しいことです。
でも、大きく値上がりした銘柄の特徴をみていくことでヒントが隠されています。大きく値上がりした銘柄の共通項を探っていきます。
企業として若い
大きく値上がりした銘柄として、ソフトバンクやマイクロソフト、アップルを上げましたが、実は『トヨタ』もそんな銘柄のひとつだったんです。なんと1950年の安値から12万倍に成長しています。
つまり、1950年に1万円をトヨタに投資をしていれば12億円になっている計算です。物価が1950年から現在までで8倍ほどになっているので、実質は1万5000倍ということですが、それでも素晴らしい成長です。
そんなトヨタですが、どのような成長過程を通ってきたのでしょう。もちろん直線的に成長してきたわけではありません。株価も同様です。株価推移をチョー簡略的に描いてみました。
こんな感じなんですね。56年かけて10万倍を達成しています。この絵でなにが言いたいかというと、始めの方の成長スピードが速いということ。
1950年の安値から株価が10倍になるのに2年。さらに10倍になるのに4年です。つまり、1950年の株価が100倍になるのにたった6年ということですね。
一方で1960年の株価から10倍になるのに20年。さらに10倍になるのに26年かかっています。1960年の株価が100倍になるのに46年もかかっているということです。
なにが言いたいかというと、人間の成長と同じで企業も小さく若いころは成長スピードが速いということです。小規模な会社の成長は、とても速い。大きくなるにつれてそのスピードは遅くなっていくんですね。
では、今のトヨタが10倍になるんでしょうか?世界販売1000万台を1億台に拡大できるのでしょうか?ちょっと難しいかもしれませんね。できたとしても、かなりの年月が必要だと思います。
大きく値上がりする銘柄がもっている要素のひとつは、企業が若い、つまり、規模が小さいということです。
経営者が自社株をもっている
ここ最近(10年、20年)で大きく成長した企業といえば、最初にあげたソフトバンクやマイクロソフト、アップルなどが思いつきます。
そんな企業に共通することはなんでしょう。・・・そう、経営者です。ソフトバンクの孫正義。マイクロソフトのビルゲイツ。アップルのスティーブジョブズ。
大きく成長した企業には、強力なリーダーシップをもった経営・創業者がいます。そして、その創業者はその企業の株式を多く保有しています。
大企業になると、経営者=創業者ではなくなりますね。しかも、自社株式すら保有していない(もっていても少数)経営者になります。
自ら創業し、株式を保有し、大きな野望をもって強力なリーダーシップをもって経営にあたるトップがいる小さな会社と、トップになることを目標に出世街道をすすみ夢に見た経営者にまで登りつめ無難に任期を務めようとする自社株すら持たないトップがいる大きな会社では、どちらの株価が上昇していくかは目に見えていると思いませんか?
経営者の資質がその企業の成長力に直結することはいろんな会社をみているとわかってきます。是非、数多くの経営者に会って、生の話を聞いてください。活字やテレビでは伝わってこないことを感じることができると思います。熱意、意気込み、モチベーション、カリスマ性・・・。企業が成長するために必要なものを持っているか持っていないかがわかると思います。
未来に必要とされるだろうモノ・サービスを提供しようとしている
ソフトバンクは、投資会社として非常に優秀ですね。ボーダフォンを買うことで莫大なキャッシュフローを手に入れたり、アリババ、ヤフーなどの企業成長メリットを受けてきました。マイクロソフトは、世界中のパソコンを動かすためのオペレディングシステムを開発し世界標準を獲得しています。アップルは、優れたアイディア、デザインを提供しPC、スマホ、家電などで世界的な有名企業になりました。
それらに共通することはなにか?・・・世の中に必要とされているモノ・サービスを提供してきたのでしょう。こんなものがあるとこんなに便利になる。こんなに使いやすい、こんなにカッコいい。を開発提供し、世の中に受け入れられてきたのだと思います。
今までにないより良いモノ・サービスを提供する企業は伸びていくんですね。
ただ、どういうものが未来に必要とされているのか、どういうものが受け入れられるのかを見通すことは難しいことです。ある意味センスが必要になってくることかもしれません。そんなセンスを磨くにはどうしたらいいか・・・。常に未来を考えていくことでそのセンスも磨かれていくと思います。
どんな未来になってほしいか。そんな未来を創ろうとしている企業はどこか。どんなモノ・サービスがあれば自分はお金を払うか。そのモノ・サービスを開発しようとしているのはどんな企業か。それを常に考えていくことが大事なんだと思っています。
まとめ
株式投資の世界は夢があります。1万倍はほんとに夢だとしても、10倍や100倍はそこらにころがっている世界です。
東京市場だけで3,000ほどの上場企業がありますが、そのなかから確実に10年で100倍になる銘柄はでてきます。そんな企業をどうやって見つけるかのヒントを探ってみました。
小さい会社、強力なリーダーシップをもった創業経営者、未来に必要とされるだろうモノ・サービスの提供、この3要素が揃っていればかなりの確率で大きく成長してくれると思います。そんな企業を見つけ、投資して、その企業の成長を見守っていきましょう。結果はついてきます。もちろん、結果とは自身の資産形成です。