初めてのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)〜ファスト・パス・プラス編〜

アメリカのフロリダにある『ウォルト・ディズニー・ワールド』(WDW)。初WDWの計画を建ててるけど、何が何だかわからないという人も多いのでは?

この記事では、初めてディズニーワールドに行く人向けに、東京とはだいぶ違うファスト・パス・プラスについてわかりやすくまとめています。

  • ファスト・パス・プラスってなに
  • ファスト・パス・プラスの取得方法
  • どのアトラクションのファスト・パス・プラスをとればいい?
  • 各パーク主要アトラクションの待ち時間

などについて、順に解説していきます。

ファスト・パス・プラスってなに

東京ディズニーリゾートでは『ファスト・パス』と呼ばれていますね。ウォルト・ディズニー・ワールドでは『ファスト・パス・プラス』と言われています。

基本的には東京もWDWも目的は同じですが、使い方など違うところも結構あります。

そもそも『ファスト・パス』ってなんなの

とはいえ、東京ディズニーにいったことがないと、『ファスト・パス』がどういうものなのかも知らないってこともあるでしょう。

東京ディズニーは、いっつもすごい人で人気があるアトラクションは待ち時間が3時間を超えることも。

それは、ウォルト・ディズニー・ワールドでも同じこと。人気のあるアトラクションは長蛇の列になります。

そんな人気アトラクションでも、『ファスト・パス(・プラス)』をもっていれば、ほとんど並ばなくてもアトラクションを体験できるという優れもの。

効率的にパークを楽しむためにうまく活用したいのが『ファスト・パス・プラス』です。

フロリダ(WDW)と東京(TDR)の違い

東京とフロリダ(WDW)のファスト・パス(・プラス)の違いを表にしてみます。(2019年7月現在)

  フロリダ(WDW) 東京(TDR)
追加料金 なし なし
名前 ファスト・パス・プラス ファスト・パス
取得方法 事前にネット、当日も可 当日アプリで
最大何枚? 3枚〜 制限なし(実質3枚程度)
対象 アトラクション、ショー、キャラクターグリーティング アトラクション
実施比率 7〜8割 2〜3割
その他 パークで3枚利用後、追加取得可  

東京も(TDR)2019年7月23日から『ファスト・パス』をアプリで取れるようになります。

ファスト・パス・プラス

ファスト・パス・プラスがどんなものかはわかってもらえたと思います。

ここからは具体的に説明していきましょう。

取得方法

WDWのファスト・パス・プラスは、事前にネットで取得することができます。

WDWの公式サイトでアカウントを作り、そのなかの『My Disney Experience 』(MDE)というページでファスト・パス・プラスを取得します。

このMy Disney Experience というのがすごく便利な機能をもっているので、ぜひともアカウントを作成して活用しましょう。

My Disney Experience がなければ、WDWを満喫できないといっても過言ではないほどです。

作り方は簡単なのですぐにできると思いますが、わかりにくければググれば(グーグル検索)、いろんな解説ブログがあると思います。

また、アカウントがあれば公式アプリからも取得できます。このアプリも完成度が高くって、事前準備からパーク内まで大活躍。

なんですが、なんと日本のスマホ(GooglePlay)ではダウンロード&インストールできません。これも裏技があってネットで情報がでてるので、フロリダにいくまでには裏技でダウンロード&インストールして使えるようにしておきましょう。

取得開始日

事前に取得できると説明しましたが、具体的には30日前の現地時間(米国東部時間:EST) 7時から取得できます。

これは日本時間でいうとアメリカがサマータイム実施期間で同日の20時。冬は同日21時になります。ちなみにアメリカのサマータイム実施期間は3月の第2日曜日~11月第1日曜日 です。

ディズニー直営ホテル宿泊者には特典があって、60日前に繰り上げられます。

取りやすさ

30日前の現地7時時点でどれぐらいの取りやすさか気になるところですね。

WDWでは、多くのアトラクションがファスト・パス・プラスに対応しています。アトラクションだけでなくって、ショーやグリーティングにも対応しています。

比較的混雑する8月のファスト・パス・プラスを取得してみましたが、ほとんどのアトラクション・ショー・グリーティングで取得できました。

すでに枠が埋まっていたのはこちらのみ。

  • 7人の小人のマイントレイン(マジックキングダム)
  • タワーオブテラー(ハリウッドスタジオ)
  • スリンキードッグダッシュ(ハリウッドスタジオ)
  • アバター(アニマルキングダム)

これ以外のアトラクション、ショー、キャラクターグリーティングは取ることができました。(2019年7月のある日、8月分を取得)

取得可能枚数

1日あたり最大3枚です。取りたいアトラクション・ショー・グリーティングを選んで、時間を選んで取得することができます。

もちろん、2日以上のチケットを持っている場合はその日数ごとに3枚取れます。

上の画像の取得したファストパスプラスを見てみると『Arrive between 3:00PM-4:00PM』のように1時間の幅があります。その時間帯にそのアトラクション・ショー・グリーティングに行けばOK。

3つの事前取得したファスト・パス・プラスを使い切ると当日パークで追加取得できるようになります。アプリからもできますし、パーク内の『キヨスク』という施設でも取ることができます。

My Disney Experience に一緒にいく家族や友達を登録すれば、自分だけでなくグループ(家族)全員分のファスト・パス・プラスを取得できるので、便利です。(グループ全員のパークチケットがリンクされている必要あり)

取得するための条件

公式サイトのMy Disney Experience やアプリでファスト・パス・プラスを取得するためには・・・

  • 公式サイトにアカウントをもっている
  • パークチケットを手配済でMy Disney Experience にリンクさせている

が条件となります。My Disney Experience については別記事でまとめますが、パークチケットを購入して My Disney Experience でリンクさせたら、ファスト・パス・プラスを取得できるようになります。

なので、パークチケットはファスト・パス・プラスがとれるようになる30日前(ディズニー直営ホテル宿泊者は60日前)までに手配完了しておくようにしましょう。

パークチケットについてはこちらの記事をどうぞ。

実際の取得方法

まずは、公式サイトでアカウントを作ってからログイン。

赤丸のMy Disney Experience ボタンをポチッ。

右端の『FastPass+』にポインタをあてると『Make a Selection』ボタンが表示されるのでポチッ。

『Get Started』!!!

ファスト・パス・プラスを一緒にとる人を選択。一緒にいく友達、家族を選ぶんですが、登録していなければMy Disney Experience の最初のページの左端『Family & Friends』から登録しておきましょう。

ファスト・パス・プラス取る日にちを選択。通常は30日先まで。直営ホテルの宿泊予約をMy Disney Experience にリンクしておけば、60日先まで取得できるようになります。

とれる日付はブルーになっています。

ファスト・パス・プラスを取りたいパークを選択。

ファスト・パス・プラスを取りたいアトラクション、ショー、グリーティングを選択。

フィルターや時間指定(赤マル)、各アトラクションの詳細を確認(黄色マル)も確認できます。

詳細を選ぶと、1日の中の空いている枠が全部わかったり、身長制限やアトラクションの特徴などが書いてあります。

お気に入りのアトラクション、時間枠があればポチッ。

内容を確認して、『Comfirm』(確認)をポチッ。

これで、グループのファスト・パス・プラスを取得できました。

確認しておきたければ、My Disney Experience 最初のページ『FastPass+』から『View or Update』を押せば・・・

今取っているの一覧が出てきます。『View Details』を押せば、キャンセルや時間変更などができます。

どのファスト・パス・プラスを取ればいいか

どのアトラクション、どのショー、どのグリーティングのファスト・パス・プラスをとればいいか?

『そんなもん、乗りたいアトラクション、会いたいキャラクターのグリーティング、見たいショーのファスト・パス・プラスをとればいいねん!』ということなんでしょうけど・・・。

行き慣れているひとには簡単かもしれませんが、WDWに行ったことがなければどのパークにどんなアトラクションがあるかわからないし、なかなか難しいですよね。

基本的には、待ち時間が長い人気のあるアトラクション、ショー、グリーティングのファスト・パス・プラスをもっておけば効率的に回ることができますよね。

次の項目で、各パークの2019年7月のある日の現地12時と現地20時時点の待ち時間を調べて表にまとめています。

興味があるアトラクション、グリーティングの中から待ち時間が長いものからファスト・パス・プラスを取っていけばいいと思います。

各パーク主要アトラクションの待ち時間

各パークの主だった待ち時間が長いアトラクション、グリーティングについてしらべてみました。

このほかにもファスト・パス・プラス対応のアトラクション、ショー、グリーティンもいろいろありますが、全部調べるのは大変なので・・・。

マジック・キングダム

表は分単位の待ち時間です。

    12時 20時
アトラクション 7人の小人のマイントレイン 145 110
スプラッシュマウンテン 135 115
スペースマウンテン 105 140
ジャングルクルーズ 85 35
ビッグサンダーマウンテン 65 25
バスライトイヤー 65 45
プーさんの冒険 65 30
カリブの海賊 60 30
ホーンテッドマンション 50 30
スピードウェイ 35 40
モンスターズインク 25 20

グリーティング

(ミート)

ミッキー&ミニー 55 85
ドナルド 10
デイジー 10
シンデレラ 40 40
ラプンツェル 40 40

145分って東京にも負けない待ち時間ですね。アメリカ人って行列が嫌いというイメージでしたけど、結構待つんですね。

アニマル・キングダム

    12時 20時
アトラクション アバター 145 185
キリマンジャロサファリ 90 45
ナヴィリバー 85 55
エクスペディションエベレスト 65 45
カリリバー 45 30
ダイナソー 35 25
グリーティング
(ミート)
ミッキー&ミニー 55 85

アニマルキングダムもなかなかの待ち時間です。2017年にできた『パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター』エリアのアトラクションが人気です。

新エリアの2つのアトラクション(アバターとナヴィリバー)と、キリマンジャロサファリがに待ち時間が長いですね。

ハリウッド・スタジオ

    12時 20時
アトラクション タワーオブテラー 120 95
トイストーリー 120 30
ロックンローラーコースター 100 120
スリンキードッグダッシュ 105 65
スターツアーズ 40 10
グリーティング
(ミート)
ミッキー&ミニー 55 85
オラフ 10 15

ハリウッドスタジオも2時間前後の待ち時間。さすがディズニーです。待ちます。

ハリウッドスタジオとエプコットについては、ファスト・パス・プラスの大事な注意点があります。

ファスト・パス・プラスを3つ取ることができると説明しましたが、下表の『Tier1』(ティアワン)に属しているなかからは1つしか取れません。

つまり、Tier1から1つ。そのほかから2つ。合計3つのファスト・パス・プラスが取れるということになります。

2018年にできた新エリア『トイストーリーランド』の人気が高いんでしょうね。

  施設 種類
Tier1 タワーオブテラー
アトラクション

トイストーリー
ロックンローラーコースター
スリンキードッグダッシュ
エーリアンソーサー

エプコット

    12時 20時
アトラクション テストトラック 90 75
スペースシップアース 85 15
ソアリン 50 30
フローズンエバーアフター 40 40
ミッションスペース 30 55
タートルトーク 15 10
グリーティング
(ミート)
エプコットキャラクター
(ミッキー&ミニー)
10 50

エプコットはほかの3つのパークに比べると比較的待ち時間は短め。

エプコットもハリウッドスタジオと同じくTier1から1つ、そのほかから2つの合計3つのファスト・パス・プラスになります。

  施設 種類
Tier1 イルミネーションズ:
リフレクションズオブアース
ショー
テストトラック アトラクション
ソアリン
フローズンエバーアフター
エプコットキャラクター
(ミッキー&ミニー)
グリーティング

ファスト・パス・プラスの注意点

ファスト・パス・プラスの注意点を説明しておきましょう。

  • 時間帯をだぶって取れない
  • 同じパーク内のみ
  • 希望通りに取れなくたってあきらめない
  • ハリウッドスタジオ、エプコットはTier1から1つ
  • 3つ利用し終えたら追加可能

3点について説明します。

時間帯をだぶって取れない

例で説明しましょう。1つ目のファスト・パス・プラスを午後3時のミートミッキー&ミニーで取ったとします。(上の画面参照)

そのファスト・パス・プラスは『Arrive between: 3:00PM-4:00PM』という記載がある通り、3時〜4時の間に利用できます。

次に2つめのファスト・パス・プラスは、3時〜4時の時間を外さないと取れません。

たとえば、3時30分のファストパスプラスや、2時10分のファストパスは時間帯がダブルので取得できません。2時以前や4時以降のものしかダメだということですね。

同じパーク内ののみ

パークチケットが『ポッパー』や『ホッパープラス』で同じ日にいろんなパークにいけたとしても、ファストパスプラスは同じ日は同じパーク内でしか取ることができません。

例えば、1つ目はマジックキングダムのスプラッシュマウンテン。2つ目はハリウッドスタジオのトイストーリーなんて取り方はダメです。

希望通りに取れなくたってあきらめない

ファストパスプラスはあくまで効率的にパークを回るためのもの。希望通りにとれなくても、どうしても体験したいものがあれば、当日パークで並べばOK。

並んでいる間にいろいろと調べたりおしゃべりするのもディズニーの楽しみ方のひとつだと思います。

また、取得した3つのファストパスプラスを利用した後は、アプリや現地のキヨスクという施設で4つ目以降のファストパスプラスを取れるのでいろいろチャレンジしてみてください。

ハリウッドスタジオ、エプコットはTier1から1つ

各パークの待ち時間のところでも説明しましたが、ハリウッドスタジオ、エプコットについてはTier1にグルーピングされているところから1つ、それ以外から2つの取得になっています。

3つ利用し終えたら追加可能

事前に取得した3つのファスト・パス・プラスを使い終わった時点で追加取得することができます。

パーク内のキヨスクやアプリで取れます。もちろん、枠が余っていたらの話です。

なので、事前取得するファスト・パス・プラスはなるべく午前中とかの早い時間帯で取っておけば、当日に追加しやすくなりますね。

追加できるのは、違うパークでもOK。マジックキングダムで3つのファスト・パス・プラスを使い終えたら、ほかのパークのファスト・パス・プラスでも取得できるようになります。

ホッパーとかホッパープラスを持っている人は覚えておくと役立ちます。

ダイニングパッケージという選択肢も

レストランの予約に『ダイニングパッケージ』というのがあります。

これは、レストランでのお食事と主に夜のショーを特別エリアで鑑賞できる鑑賞券がセットになったもの。

もちろん、ファスト・パス・プラスで夜のショーをとってもいいですけど、ダイニングパッケージについている鑑賞券ならファスト・パス・プラスよりもいい場所で見ることができます。

さらにいえば、夜のショーをファスト・パス・プラスで取ってしまうと、当日のファスト・パス・プラスの追加はほぼ不可能。

『ダイニングパッケージ』ならファスト・パス・プラスの数に含まれないので、ダイニングパッケージで見る夜のショー以外にファスト・パス・プラスを3つ取れるし、3つを使い終わったら追加もできる。

こんな便利な『ダイニングパッケージ』も選択肢に入れてみてください。

ダイニングパッケージのデメリット

一番大きいのは費用がかかること。『ダイニングパッケージ』にするためにはお食事代に+10ドルほど追加が必要。

対象のレストランは比較的人気がある高級なレストランがおおく、ダイニングパッケージを選ぶと60$/1人ぐらいになってしまいます。

ただ、人気のあるレストランから選択できるようになっているのでそもそもそのレストランで食事予定ならダイニングパッケージを選んでもいいと思います。

あとは、当日、天候やシステム調整などでショーがキャンセルになると厳しいですね。払い戻しはありません。(食事のおまけという位置づけ)日程に余裕があれば、5日以内の別の日なら振り替え可能です。

まとめ

初めてウォルト・ディズニー・ワールドへ行くんだけど、全く何もわからないという人向けに、わかりやすくファストパスプラスをまとめてみました。

東京(TDR)にもファストパスがあるのでなんとなく知ってるという人でも、やっぱり初めては不安ですよね。

なるべく事前に調べておけることは調べてからフロリダにいきましょう。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。


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