
オーストラリアのシドニー空港に到着するとゲートから入国審査に進む途中に『e Passport self-service』と書かれた壁の前に数台のマシンが並んでいるエリアが何か所かにあります。
オーストラリアの主要空港では入国審査が自動化(無人化)されていて入国にかかる時間が大幅に短縮されています。その自動入国審査を体験したので報告します。
スマートゲート
この無人入国審査を『スマートゲート』と呼ぶようで、特定の国籍でIC化されたパスポートを持つ16才以上の入国者が利用することができるようです。
管理人がいった2017年11月時点では、14か国が対応しているようです。
初体験
管理人は事前にスマートゲートという自動入国審査があるなんてこれっぽっちも知らずにシドニー空港に到着したんです。
オーストラリアの入国審査は厳しいとテレビやネットで知っていたので、いろいろ聞かれるんかなと心配していたくらいでした。
ドキドキしながら到着ゲートからトイレ経由で入国審査に向かっていると、
こんな感じのマシンがところどころに置いてあるんです。
うーん、どうみても日本のパスポートもってたら、このマシンにパスポートをいれてもいいよ!的に見れるではないですか。
そこで、スマホをポチポチ・・・えっつ自動入国審査???
そんな最先端なシステムが導入されているならブログネタにもなるしやってみよう。ということで、イチかバチかやってみることにしたのです。
入国準備
上の写真に写っているマシンにパスポートを入れてみます。
すると、いきなり日本語で案内が始まるではありませんか。パスポートの情報を読み取って、コイツ日本人だな。日本語表記にしてやろう。ということでしょう。
プライバシーポリシーを適当に読んで、矢印にタッチ。
答えがすべて『いいえ』じゃないとトラブるような質問がならんでいるので、『いいえ』を選んで矢印タッチ。
もちろん、ほんとに『いいえ』ですよ。
すると、ボーディングパスみたいなカードが出てきます。名前とパスポートナンバーが印字されてます。(白塗りで消してますが)
これで、入国準備完了です。
自動入国審査
いざ入国審査へ。もちろん、従来の人による入国審査もあるのですが、その横にスマートゲートといわれる自動入国審査エリアがあります。
あまりに人が流れているため、写真すら取る余裕がなくて写真はありませんが、そこには10台ほどの入国マシンが並んでいるわけです。
で、そのマシンにさきほどのカードを差し込むとこれまた日本語で『顔認証しますので、まえを向いてください。』的な日本語が流れてくるんです。
顔の写真を撮られると思うと条件反射的に笑顔を作ってしまう管理人ですが、2~3秒で顔認証が終わったらしくゲートが開いでくれます。
これで終わり。ほんと30秒ほどの入国審査でした。
まとめ
ほんと便利なスマートゲート、入国準備から入国まで3分ほどで終わったように思います。
怖い顔の入国審査官にいろいろ聞かれることもなく、拍子抜けするぐらいの簡単入国です。デメリットをあげるなら、入国スタンプをパスポートに押してくれない!ってところでしょう。
パスポートに外国の入国、出国スタンプが溜まっていくのが海外旅行の楽しみのひとつだ!なんてひともいるでしょう。管理人もそうなので、この部分はちょっと寂しいですね。
当然、出国も自動ですので、出国スタンプもありません。
こうしてどんどんとボーダレスの世界になってくのでしょうか。世界はボーダレス。マスターカードはプライスレス。