貯めたANAマイルを無料航空券(特典航空券)に変えて海外旅行にでかけよう。
そんなときに、あるものがあれば、もっと簡単、もっと便利、もっと快適。そのあるものは『スーパーフライヤーズカード』(SFC)です。
SFCを獲得するためのSFC修行を2019年にしようと思っていた管理人ですが、急遽2017年の修行決行を決意しました。その事情や、修行予定をまとめたいと思います。
スーパーフライヤーズカードとはなんだ!
まずは、『スーパーフライヤーズカード』(SFC)とはなにかです。
ANAの上級会員と同等の特典を受けることができるクレジットカードです。SFCをもっていれば、スーパーフライヤーズ会員となって、いろんな特典を受けることができます。
なかでも一番おおきな特典は、特典航空券が取りやすくなる!でしょう。せっかくマイルを貯めたのに予約が取れないって自体を回避することができます。
SFC修行
管理人が、ANAのマイルを本格的に真剣に集め始めたのは2016年の夏を過ぎたころからです。当初は、ひたすらマイルを集めることばかりを考えていました。
2017年を迎えるにあたり、『年間200,000マイルの獲得』という目標を掲げて半年頑張ってきました。その結果、なんと半年で300,000マイル近くを貯めることができたんです。
その経過はこちらでまとめています。
・・・あまりに貯めることに必死になってマイルを使うことまで頭が回らなかった管理人。いざ、順調にマイルがたまり、真剣に使うことを考えるといろいろと欲がでてきたのです。
どうせ飛行機に乗るならビジネスクラスがいいっ。その方が貯めたマイルも有効活用できる。空港のラウンジを使いたい。いつも混んでる保安検査場をなんとかしたい・・・。
そんな欲を満たすために必要なものがスーパーフライヤーズカードなんです。そのためには、SFC修行なる過酷?楽しい?プレミアムポイント(PP)集めの旅をしないとならないのでした。
SFC修行とは
SFC?修行?なんじゃそら?というかたに解説しておきます。詳細は、ANAの公式ページや多くのブログで語られているのでポイントだけにしておきます。
ANAの上級会員だけが保有できる『スーパーフライヤーズカード(SFC)』というクレジットカードがあります。一度そのカードを保有すると、年会費を支払い続ける限り、死ぬまでANAの上級会員とほぼ同じ優待が受けられるんです。
ANAマイルを貯めている人にとって、その優待が魅力的です。マイルを貯めるとタダでもらえる特典航空券が取りやすかったり、空港ラウンジが使えたり、搭乗時に座席のアップグレードがあったり・・・。
ただ、そのSFCをもらうための条件が結構厳しいわけです。具体的には、飛行機に搭乗しないともらえないプレミアムポイント(PP)を1年で5万ポイント集めないといけません。それが結構キツイ。
仕事で乗るならまだしも、旅行で乗るだけならキツイ。エコノミーなら関西⇔沖縄20往復でもまだだめなぐらいなのです。最初それを知ったときは、そんなのパイロットぐらいしかたまらんのじゃないの?と思ったぐらいです。
SFC修行を完了するためにはお金(マイルでもOK:マイルをANAスカイコインに交換)と努力と忍耐が必要。だから、修行ということなんでしょう。
管理人は、2017年7月になって急遽出家を決意し修行することにしました。
SFC修行をすることになった経緯
何度もいいますが、SFCの特典はかなりメリットがあります。なので、いずれ管理人も修行する予定だったのです。2019年と思っていました。それに向けていかに効率よく修行しようかなって考えてたんですよね。
関西→沖縄→札幌→福岡→沖縄→関西がいいかなぁ。いやコストだけを考えて、関西⇔沖縄⇔関西⇔沖縄⇔関西⇔沖縄のエンドレスかなぁ・・・。なんてどこか他人事のように気軽に考えていました。
そんな管理人、ふと思ったんです。そういえば、今年ハワイと沖縄にいったよな。PP溜まっているではないの・・・。そうなんです。修行をしているつもりはなかったのですが、すでに、約12,000PPがたまっていたのです。
これは今年、今から出家して修行をしても遅くないかもしれない。と思い、いろいろと調べていくとまだ間に合いそうだということになり、残り38,000PPを得るための修行を決意するにいたりました。
SFC修行をするうえでの課題
修行をするには、とにかく飛行機に乗らないといけない。国内(線)でするにしても海外(国際線)でするにしても宿泊を伴うことが多いです。ひとり身ならば気にすることはないのですが、家族がいるとそう簡単ではありません。
修行を完遂し解脱したときに家族が受けられるメリットなどを丁寧に説明して、奥様、お子様の了解を取らねばなりません。
幸い、管理人の場合、奥様は『やりたいことは反対しないよ』とのありがたい言葉を言ってもらえたので、修行を決意することができました。
でも、『はぁぁぁぁぁっ!!!\(*`∧´)/』という反応もあり得るので、家族の同意が一番の課題になることは間違いありません。
修行予定
1年間(1月~12月)でプレミアムポイントを5万ポイント貯めると修行が完成します。なので、ふつうは1月から修行を始めます。
でも、もう7月。半分終わってます。管理人はかなり出遅れているのです。
でも、読んでくれているみなさんのなかには、管理人と同じように出遅れているけど修行しようかなと思っている人も多いはず。
費用的にも、日程的にも、いかに効率よく修行するかにポイントを置いて予定を立てていきたいと思います。
プレミアムポイント単価
修行のコストパフォーマンスを表すのがプレミアムポイント単価(PP単価)です。
5万PPをゲッツするための航空券に50万円かかったなら、PP単価は 50万円/5万ポイント=10円/PP となります。
かかったコストを5万PPで割って1PPあたりのコストを計算するんです。もちろん低ければ低いほどコストパフォーマンスがいいということです。
一般的には、PP単価10が一つの目安とされているようですね。もちろん、PP単価10以下を目指します。
修行旅程
どのような旅程で修行するかを考えていきます。もうすでに修行は始まっているのです。
管理人は、関西在住なので、関西空港(KIX)か伊丹空港(ITM)か神戸空港(UKB)が始点になります。
国内線、例えば 関西(KIX)⇔沖縄(OKA)は日帰りもできるし気軽です。でも、距離が稼げないので1回搭乗してももらえるPPが少ない。自動的に修行回数がおおくなってしまいます。エコノミーなら1往復で2,216PPなので残り38,000PPを得るには18往復。プレミアムエコノミーでも往復で4,494PPなので9往復必要です。
回数が多くてこれはないなという印象です。毎週沖縄にいっていたら本人は『修行』と思っていても周りから見るとただの遊び人。子供たちに『勉強しなさい!!!』と言えなくなってしまいます。もう父親の威厳は地に落ちます。
しかも、PP単価のことを考えると沖縄がいいんですが、同じ目的地を行ったり来たりは面白くないし、ついこないだ沖縄にいってるしなぁ。なんて考えながら、諸先輩方のブログを研究しました。
そこでこれだ!というのを見つけたんです。
最寄り空港からいったん沖縄(OKA)にいき、そこから東京(羽田)経由シンガポール(SIN)へ飛んで戻ってくるという行程です。『OKA-SINタッチ』なる言葉まであるようでSFC修行僧には有名なルートのようです。(・・・結局、沖縄かいっ!とつっこまないでください。)
もちろん、最低2泊3日コースとなるんですが、一気に大量ポイント獲得して修行回数を減らした方がいいと考えました。
というわけで、神戸空港(UKB)→那覇空港(OKA)→羽田空港(HND)→チャンギ空港(SIN)→羽田空港(HND)→那覇空港(OKA)→神戸空港(UKB)という海外を含めた旅程で9月実施に決定。一気に16,888PPゲッツです。
From | To | クラス | PP | コスト |
神戸 | 那覇 | エコノミー | 1,108 | ¥7,700 |
那覇 | 羽田 | エコノミー | 1,968 | ¥126,140 |
羽田 | チャンギ | プレエコ | 5,368 | |
チャンギ | 羽田 | プレエコ | 5,368 | |
羽田 | 那覇 | エコノミー | 1,968 | |
那覇 | 神戸 | エコノミー | 1,108 | ¥7,700 |
合計 | 16,888 | ¥141,540 | ||
PP単価 | 8.38 |
PP単価が8.38でかなりいいほうだと思います。関西(3空港)⇔沖縄往復だと、PP単価8台前半なんて数字はでてきません。ただ、OKA-SINタッチだけじゃあ16,888PPの獲得にとどまるので、まだ21,000PPたりません。
もう1回海外を含めた旅程で修行しないといけません。
そこで、もう一つの旅程を海外目的地を南半球まで延長してシドニーに変更したプランにしました。伊丹空港(ITM)→新千歳空港(CTS)→羽田空港(HND)→シドニー空港(SYD)→羽田空港(HND)→新千歳空港(CTS)→伊丹空港(ITM)。
ここでも、伊丹空港(ITM)→那覇空港(OKA)→羽田空港(HND)→シドニー空港(SYD)のほうが、PP単価も低くコストも抑えられたのです。
でも、「沖縄はもういい」という意地。新千歳ならプレミアムクラスに乗らないとPPが足らない・・・。プレミアムクラスに乗れるし、新千歳で只今改装中9月完成予定の『ANAラウンジ』にも入れる。そんな諸事情(諸欲?)で新千歳にしてしまったのです。
From | To | クラス | PP | コスト |
伊丹 | 新千歳 | プレミアム | 2,065 | ¥23,000予 |
新千歳 | 羽田 | エコノミー | 1,020 | ¥162,970 |
羽田 | シドニー | プレエコ | 7,694 | |
シドニー | 羽田 | プレエコ | 7,694 | |
羽田 | 新千歳 | エコノミー | 1,020 | |
新千歳 | 伊丹 | プレミアム | 2,065 | ¥23,000予 |
合計 | 21,558 | ¥208,970予 | ||
PP単価 | 9.69 |
ちなみに那覇空港経由にした OKA-SYDタッチだとPP単価 OKA-SINタッチ並みの8前半が可能です。
こちらの旅程は、11月に実施予定なので今のところ新千歳⇔羽田⇔シドニーしか手配できず、伊丹⇔新千歳のプレミアム旅割28は後日の手配になります。なので、コストは予想です。
確定ではないですが、PP単価は10以下なので良しとします。21,558PPの獲得で OKA-SINタッチを含め必要な38,000PPをゲットできます。すでにもっている12,000PPと合わせ50,000PP獲得し修行を終えて解脱できるはずです。
こんな感じで、遅ればせながら2017夏からSFC修行の予定を決定しました。
まとめ
急遽、今年にすることになったSFC修行。おおまかな予定は決定しました。
9月のOKA-SINタッチと11月のCTS-SYDタッチの2大旅程で、16,888PPと21,558PPを獲得したいと思います。
この修行については、いづれ記事にしていきますので、ご興味のあるかたは楽しみにしておいてください。
SFC修行の事後報告(追記)
SFC修行の事後報告を記事にしています。ご興味があればご覧ください。
第1弾OKA-SINタッチご報告
獲得済プレミアムポイント
日程 | 目的地 | 獲得プレミアムポイント |
2017年1月 | 伊丹⇔ホノルル | 9,582 |
2017年7月 | 伊丹⇔那覇 | 2,216 |
2017年9月 | 神戸⇔那覇⇔羽田⇔チャンギ | 16,888 |
合計 | 28,686 |
第2弾CTS-SYDタッチご報告
日程 | 目的地 | 獲得プレミアムポイント |
2017年1月 | 伊丹⇔ホノルル | 9,582 |
2017年7月 | 伊丹⇔那覇 | 2,216 |
2017年9月 | 神戸⇔那覇⇔羽田⇔チャンギ | 16,888 |
2017年11月 | 伊丹⇔新千歳⇔羽田⇔シドニー | 21,558 |
合計 | 50,224 |
50,000プレミアムポイント達成
7月までに家族旅行で11,798プレミアムポイントを獲得していたとはいえ、そこからのSFC修行。海外をふくめた1泊4日のSFC修行を2回することで、50,000プレミアムポイントを獲得することができました。
国際線ではプレミアムエコノミー、国内線ではプレミアムクラスといった今まで乗ったことのないクラスに搭乗し、国内空港ではANAラウンジ、海外ではプレミアムエコノミークラスでインヴィテーションされるラウンジ、プライオリティパスで利用できるラウンジなどを初体験し、いままで知らなかった世界を体験することができました。
もちろん、費用は掛かっていますがいろいろな体験をすることができて大変良かったと思います。
また、今回獲得したスーパーフライヤーズカードを使って、今後マイルを使って無料航空券を獲得し家族旅行をしていきたいと思います。
SFC修行を悩んでいる方、管理人も当初は迷いましたが、SFC修行を終えた現時点でやってよかったと思っています。2018年10月には国際線旅程の国内レグのポイント付与の改悪が行われます。悩んでいるなら、早めにしちゃったほうがいいと思います。
おそらく、スーパーフライヤーズカードを手に入れれば、さらにやってよかった感がアップするはず。みなさんもチャレンジしてみてください。